
マイケル
みなさんこんにちは!
マイケルです!
マイケルです!

エレキベア
クマ〜〜〜

マイケル
前回オリジナルゲームの進捗を振り返る中で出てきましたが、
今回は効果音作成の部分をまとめていきたいと思います!
今回は効果音作成の部分をまとめていきたいと思います!
↓前回の話はこちら
【Unity】ゆるモン作成日記② 〜追加キャラ・エフェクト・効果音作成まで〜

エレキベア
攻撃音や風の音を作ってたやつクマね

マイケル
そうだね
ソフトシンセで打ち込みして、いろんな音色を作り出すことができるんだ
ソフトシンセで打ち込みして、いろんな音色を作り出すことができるんだ

エレキベア
早く作り方を教えるクマ!
使用した参考書・プラグイン

マイケル
まずシンセの勉強や音作りをするにあたって使用した参考書はこちらになります!
音楽・動画・ゲームに活用! ソフトシンセ 音作り大全 Kindle版

マイケル
そしてソフトシンセにもいろいろ種類があるけど、
今回はこちら、Reveal soundのSpireを使って作っていきました!
今回はこちら、Reveal soundのSpireを使って作っていきました!

エレキベア
つまみが多くてかっこいいクマ〜〜

マイケル
これは有料のソフトシンセだけど、
大抵のDAWにもソフトシンセは付属しているし基本は同じなので、お手持ちのシンセで試してみてね!
大抵のDAWにもソフトシンセは付属しているし基本は同じなので、お手持ちのシンセで試してみてね!

マイケル
MacだとLogic Pro付属のAlchemyが汎用性高くて、有料シンセに負けないくらいいいですね…

エレキベア
Logic Proなら持ってるクマ〜〜〜〜!!

マイケル
他にも無料のソフトシンセはたくさん配布されていて、
例えばファミコンサウンドだとMagical 8 boxなんかがシンプルで分かりやすいですね
例えばファミコンサウンドだとMagical 8 boxなんかがシンプルで分かりやすいですね

エレキベア
色がかわいいクマね

マイケル
イメージわかりやすいようにSpireとMagical 8 boxで打ち込んだ曲を載せておきます!
↑Spireでマイケルが作った曲
↑Magical 8 boxで打ち込んだ曲(UNDERTALEの曲コピー)

エレキベア
SpireがEDM寄り、Magical 8 boxはまんまファミコンサウンドって感じクマね

マイケル
そうだね
シンセごとに音の特徴もあるから、気に入ったものを探してみよう!
シンセごとに音の特徴もあるから、気に入ったものを探してみよう!
ソフトシンセとは

マイケル
まずソフトシンセとは何かについて!
ソフトシンセはその名の通り、シンセサイザーをソフトウェアとしてコンピュータ内で扱えるようにしたものだよ!
ソフトシンセはその名の通り、シンセサイザーをソフトウェアとしてコンピュータ内で扱えるようにしたものだよ!

マイケル
シンセサイザーの音作りの基本的なプロセスとしては、下の図のようになっています。

マイケル
VCO -> VCF -> VCAまでで基本的な音を作って、
EGとLFOで調整するイメージだよ!
EGとLFOで調整するイメージだよ!

エレキベア
アルファベットばかりでよく分からないクマ〜〜〜

マイケル
それじゃあ一つずつみていこう!
VCO(Voltage Controlled Ocillator)

マイケル
まずはVCO!
ここでベースとなる波形を作ります!
ここでベースとなる波形を作ります!

マイケル
用意されている波形はソフトシンセで異なるけど、基本的な波形はこの辺りになるよ!

エレキベア
いろいろ種類があるクマね

マイケル
ノイズを使いたい場合も波形の一種なのでここで選ぶよ!
VCF(Voltage Controlled Filter)

マイケル
基本的な波形を決めたら、次は音の明るさをVCFで調整します!

マイケル
これはイコライザのようなもので、ローパス・ハイパス等通すことで音の全体の明るさを調整するんだ!

エレキベア
DTMしてる人ならイメージ掴みやすいクマね
VCA(Voltage Controlled Amplifier)

マイケル
そして次に音の大きさをVCAで調整します!
これはメインボリュームみたいなものと思っていて大丈夫です!
これはメインボリュームみたいなものと思っていて大丈夫です!

エレキベア
ギターでいうとエフェクターをつないだ後、
最後にアンプでボリュームを調整するような感じクマね
最後にアンプでボリュームを調整するような感じクマね

マイケル
飲み込みが早いクマですね
EG(Envelope Generator)

マイケル
VCAまで調整したら次はEGで調整していくわけだけど・・・

マイケル
上の図のように、「Attack Time」「Decay Time」「Sustain Level」「Release Time」の値を調整して音に変化をつけます!
・Attack Time
-> 音の立ち上がり時間
・Decay Time
-> 最大レベルに達してからSustain Levelまで減衰していく時間
・Sustain Level
-> 鍵盤を押下している間持続するレベル
・Release Time
-> 鍵盤を離してから消音するまでの時間

マイケル
音の立ち上がりや長さなどを調整してあげるようなイメージです!
少しややこしいのは、EGをかけれるのはボリュームだけじゃなく、フィルターなど他のパラメータに設定にも適用できるということです。
少しややこしいのは、EGをかけれるのはボリュームだけじゃなく、フィルターなど他のパラメータに設定にも適用できるということです。

マイケル
使いようによってはかなり独特なサウンドを作り出すことも可能なわけですね

エレキベア
コンプレッサーのパラメータに似てるクマね

マイケル
するどいね!
コンプレッサーは、音を圧縮する量に対してEGを設定しているようなものだと思ってOKだよ!
コンプレッサーは、音を圧縮する量に対してEGを設定しているようなものだと思ってOKだよ!
LFO(Low Frequency Oscillator)

マイケル
そして最後にLFO!
ここでは周期的な音の変化を設定してあげます!
ここでは周期的な音の変化を設定してあげます!

エレキベア
周期的な音の変化って何クマ??

マイケル
わかりやすい例でいうと、ビブラート、トレモロ、ワウのようなものだよ!

マイケル
音量をLFOで正弦波の形で変化するようにしてあげると、波のように揺らいでビブラートと同じ効果を生み出せる!
逆に音量じゃなくて音のカット量に対してLFOを設定すると、ワウのようなサウンドにもできるんだ!
逆に音量じゃなくて音のカット量に対してLFOを設定すると、ワウのようなサウンドにもできるんだ!

エレキベア
周期的な変化とはそういうことクマか
音作りの手順

マイケル
と、ここまで文字ばかりみてもよく分からないと思うので、
実際に音を出しながら調整していきたいと思います!
実際に音を出しながら調整していきたいと思います!

マイケル
音作りの手順はさきほど説明したような、下記の流れで作っていきます!
1. 波形を選ぶ(VCO)
2. 音の明るさを調整する(VCF)
3. 音の立ち上がりや余韻を決める(EG)
4. 周期的な変化を設定する(LFO)

エレキベア
がんばるクマ〜〜〜

マイケル
今回は、
「バネの上に乗ってびよ〜〜んってなる音」
を作っていきます!
「バネの上に乗ってびよ〜〜んってなる音」
を作っていきます!

エレキベア
(どんなシチュエーションやねん)

マイケル
それでは作っていきましょう!
波形を選ぶ

マイケル
まずは波形選びから!
基本的な波形のそれぞれの音は以下のようになります!
基本的な波形のそれぞれの音は以下のようになります!
・正弦波
・短形波
・三角波
・ノコギリ波
・ノイズ

マイケル
今回は「ノコギリ波」をベースに作っていきましょう!

エレキベア
ベース音が決まったクマ
音の明るさを調整する

マイケル
そして次に音の明るさの設定!
今のままだと耳が痛いので、ローパスフィルターでハイを少し落とします。
今のままだと耳が痛いので、ローパスフィルターでハイを少し落とします。
音の立ち上がりや余韻を決める

マイケル
基本的な音色を作ったところで、次は音の長さを調整します。

マイケル
効果音には
「ワンショット音(打撃音など短い音)」
「ループ音(風の音など継続的に続く音)」
の種類があり、まずはどちらに分類されるかを考えるとやりやすいです!
「ワンショット音(打撃音など短い音)」
「ループ音(風の音など継続的に続く音)」
の種類があり、まずはどちらに分類されるかを考えるとやりやすいです!

マイケル
今回のバネの音の場合は「ワンショット音」になるので、音は短く、余韻も少なくするためにサステインとリリースタイムを下げて、Decay Timeを少しあげて設定します。

エレキベア
音がだいぶ短くなったクマね
周期的な変化を設定する

マイケル
そして最後に肝となる「びよ〜〜ん」の部分!
ここはLFOを使ってオシレータのピッチを揺らしてあげます。
ここはLFOを使ってオシレータのピッチを揺らしてあげます。

エレキベア
びよんってなったクマ!

マイケル
いい感じのバネ感になったね
効果音の作成

マイケル
そんな感じでトライアンドエラーでいろいろな音を作っていきます。
例として、今回作った効果音の一部を紹介するよ!
例として、今回作った効果音の一部を紹介するよ!
ジャンプ音

マイケル
まずジャンプ音!
よくある効果音ですね
よくある効果音ですね

マイケル
これはびよ〜んと同じくサステインを短く設定するのと、フィルターにも同じようにエンベロープをかけて変化させています!
雷攻撃音

マイケル
次に攻撃音!
今作っている攻撃が雷攻撃なので、ビリビリ感も出してみました!
今作っている攻撃が雷攻撃なので、ビリビリ感も出してみました!

マイケル
これは「ビリビリ」の音と斬撃音を分けて作っています!

マイケル
これはビリビリ部分で、不安定な波形をボリュームにかけることでビリビリ感を出しています!

マイケル
こちらは斬撃音の設定です

エレキベア
組み合わせることでさらにいろんな表現ができるクマね
風の音

マイケル
そして最後に風の音!

マイケル
環境音のため波形はノイズを選択し、風の揺らぎはLFOで表現しました

エレキベア
風がそよぐクマ
おわりに

マイケル
今回は効果音を一から作ってみる、ということでシンセサイザの使い方を説明しましたがいかがだったでしょうか!

エレキベア
いろんな音が作れて楽しかったクマ〜〜〜

マイケル
自由度が高いシンセサイザ!
効果音だけでなく楽曲にもどんどん取り込んで活かせそうですね
効果音だけでなく楽曲にもどんどん取り込んで活かせそうですね

マイケル
偶然の産物も生まれることがよくあるので、とにかく触りまくってみましょう!
それでは今日はこの辺で!
それでは今日はこの辺で!

エレキベア
アデュー!!
【ソフトシンセ】シンセサイザ を使って効果音を一から作成する 〜完〜