
マイケル
はっきり言わせてもらおう…

マイケル
俺はミキシングが苦手だと!!
〜ミキシングとは〜
多チャンネルの音源をもとに、ミキシング・コンソールを用いて音声トラックのバランス、
音色、定位(モノラルの場合を除く)などをつくりだす作業である。
(wikipediaより)
多チャンネルの音源をもとに、ミキシング・コンソールを用いて音声トラックのバランス、
音色、定位(モノラルの場合を除く)などをつくりだす作業である。
(wikipediaより)

エレキベア
パソコンでの曲作りの話クマね

マイケル
俺はこれまでミキシングを甘くみていた・・・

マイケル
ドラム音源はデフォルトのまま使っていたし
コンプやEQはなんとなくパラメータをいじるだけだった・・・
コンプやEQはなんとなくパラメータをいじるだけだった・・・

マイケル
でもこんな俺でも、一冊の本を読んで実践したら
こんな感じで変わったんだ!
こんな感じで変わったんだ!
・これまでのミックス(己の勘だより)
・本の手順をふまえたミックス

エレキベア
すっきりしてパワーアップしてる気がするクマ

マイケル
これまでのミックスが酷すぎたのもあるけど
方向性ややり方をちゃんと知って上でミックスするのが
大事なんだと思いました!
方向性ややり方をちゃんと知って上でミックスするのが
大事なんだと思いました!

マイケル
読んで実践した本はこちらになります!


マイケル
よく見るテクニック集ではなく、きちんと手順を踏んで書かれているし実践しやすい!
僕の周りのミックス上手い人たちはみんなこの本を読んでいました。
僕の周りのミックス上手い人たちはみんなこの本を読んでいました。

マイケル
今回は僕のような、
なんとなくミキシングをしてモヤモヤしてる人のために、
アウトプットもかねて本の内容について紹介したいと思います!
なんとなくミキシングをしてモヤモヤしてる人のために、
アウトプットもかねて本の内容について紹介したいと思います!

エレキベア
これは楽しみクマ〜〜
ミックスの基本手順

マイケル
まずはミキシングをするにあたって基本となる大きな作業は以下の3つ!
1. 各トラックのEQを調整する。
2. 各トラックにコンプをかける。
3. 各トラックの音量を調整する。

エレキベア
なんだか普通のことクマ

マイケル
そう、普通のことなんだけどそれぞれ意味を理解して
行うだけでだいぶ印象が変わってくると思うよ
行うだけでだいぶ印象が変わってくると思うよ

エレキベア
(えらそうにこのアフロが)

マイケル
それぞれの作業について細かく説明していくよ!
EQでの調整


マイケル
まず周波数をざっくりと分割すると、上のように分けることができる!

マイケル
楽曲にもよるけど、楽器全体の周波数を赤線のようなM字型に近づけることによって、ドンシャリの迫力あるサウンドにすることができると書かれていたよ!

エレキベア
なんとなくイメージはわかったクマ
・低域部の調整

マイケル
まず周波数を調整するポイントとして、低域部の調整はかなり重要です。
ここをちゃんと処理してあげることでモワモワしたサウンドから脱出することができます!
ここをちゃんと処理してあげることでモワモワしたサウンドから脱出することができます!

キック ・・・ 〜100Hz
ベース ・・・ 100Hz〜200Hz
各コード楽器 ・・・ 200Hz〜

マイケル
キック、ベースを綺麗に聴かせられるよう、ざっくりと上の周波数でメインとなるように調整します。

マイケル
そのためベースの100Hz以下と、各コード楽器の200Hz以下をローカットすることですっきりとさせることができます。

エレキベア
不要な低音をカットするクマね
・高音部の調整


マイケル
そしてもう一点、高音部の周波数の稼ぎ方について。

マイケル
高域部の周波数に関しては、ハイハットやスネア、ギターの8kHzあたりをあげてあげると美味しい部分がでてきます。
特にギターのこの周波数をあげるとギターらしいエッジの効いた音になるのでおすすめです!
特にギターのこの周波数をあげるとギターらしいエッジの効いた音になるのでおすすめです!

マイケル
そしてオーバーヘッドの9kHz以上を全体的にと、12kHzをピークであげてあげれば、全体の明るさを取り入れることができます。

エレキベア
だいぶ雰囲気が変わるクマね

マイケル
上記のようなポイントに気をつけながら、全体の周波数を調整していきます!
コンプの調整

マイケル
コンプをかける上でキーとなる調整パラメータはこの3つ!
・スレッショルド
・レシオ
・リダクション


エレキベア
難しいクマ〜〜

マイケル
上の図にも書いてる通り、
スレッショルドはコンプをかける範囲のしきい値、
レシオはコンプをかける範囲に対しての比、
リダクションはコンプをかける量
のことだよ!
スレッショルドはコンプをかける範囲のしきい値、
レシオはコンプをかける範囲に対しての比、
リダクションはコンプをかける量
のことだよ!

マイケル
まず、レシオの値から設定します。
この値はきつくかけるほど楽器の直接音が強調され、ゆるくかけると空気感が強調されます。
大体以下のような基準で設定します。
この値はきつくかけるほど楽器の直接音が強調され、ゆるくかけると空気感が強調されます。
大体以下のような基準で設定します。
[レシオ比の目安]
・2:1 ・・・ ふんわりかけたい場合。ボーカル、アコギ、ルームマイクなど。
・4:1 ・・・ しっかりかけたい場合。エレキギター、スネアなど。
・6:1 ・・・ ガッツリかけたい場合。打楽器、キックなど。
・8:1 ・・・ リミッター的に使いたい場合。コンプの味を最大限に出したい場合。

マイケル
レシオの設定後は、リダクション量を見ながらスレッショルドの値を調整します。
[リダクション量の目安]
・3db前後 ・・・ コンプ感をださずにかけたい場合。
・6dB前後 ・・・ 原音を尊重してコンプをかけたい場合。
・6dB以上 ・・・ コンプ感をガッツリ出してかけたい場合。

マイケル
大体、3dBか6dBあたりを設定するようにすれば、コンプかけすぎずに圧縮できます!
6dB以上だとコンプの味が強く出てしまうので原音重視だと難しいです。
6dB以上だとコンプの味が強く出てしまうので原音重視だと難しいです。

エレキベア
大体の数値の目安はわかったクマ

マイケル
上記の設定が終わったら、最後にアタックタイムの調整をします。
長く設定するほど前面に出てくるようにかけることができるので、0〜20msecの間くらいで設定します。
長く設定するほど前面に出てくるようにかけることができるので、0〜20msecの間くらいで設定します。
音量バランスの調整

マイケル
EQとコンプを調整したら、最後に各トラックの音量バランスを調整します。

エレキベア
音量の調整なら簡単クマ

マイケル
バカヤロウ!!

エレキベア
?!!

マイケル
音量の調整は基本だけど、ずれるだけでせっかく音を調整しても全部台無しになってしまうほど大事な作業なんだ!

エレキベア
ご、ごめんクマ・・・

マイケル
曲によっても変わってくると思うけど、ドラム三点(キック、スネア、ハイハット)とボーカルを先に設定して基準にするとやりやすいよ!

マイケル
イメージはキックを一番前に出してスネアとハイハットを若干小さくするくらいで、ボーカルはキックとスネアの中間くらいで設定すると低音部も強調される上に前に出るのでバランスがよくなります!

マイケル
あとは一例で下記のように音量バランスを整えていくと全体の聞こえがよくなります!


エレキベア
一つ一つ比べて調整するとやりやすいクマ〜
まとめ

マイケル
ざっくりとやり方を説明したけど、こんな感じで一つ一つ意味を理解して設定していくだけで、正しい方向でミックスしていけると思うんだ!

エレキベア
方向を間違えてがんばってもぐちゃぐちゃになるだけクマね

マイケル
実際の本ではもっと細かく丁寧に書かれているし、他にもボーカル特有の処理や、低音部を引き締めるためのサイドチェイン処理についても書かれているよ!

マイケル
すごく内容が詰まっててお勧めの一冊だから是非読んでみてね!

エレキベア
読むクマ〜〜

マイケル
上手くなれるようお互いがんばりましょう!
【DTM】ミキシングの基礎、コンプとEQを使いこなして音圧UP! 〜完〜
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